卓話「まなびあテラスの運営実績と今後の展開」 講師:まなびあテラス総合館長 藤田 紀京(ふじた としひろ)氏 今回の例会では、10周年を迎えた東根市公益文化施設「まなびあテラス」の藤田総合館長から、施設の歩みと今後の展望についてお話を伺いました。 図書館 ICタグ、自動貸出機、予約棚、ブックポストを整備しています。カウンターを通さずに本を借りたり返したりでき、休館日や夜間の返却にも対応しています。児童コーナーとティーンズコーナーも充実しており、試験前や受験期には学習室が多く使われています。電子図書館も導入していて、来館が難しい高齢の方や療養中の方にも使われています。学校との連携にも力を入れており、東桜学館や市内の小中学校での読み聞かせ、出前おはなし会、赤ちゃんに絵本を贈るブックスタートなどを通じて、地域とのつながりを深めています。 美術館 自治体との約束で、年間100日以上展覧会を開いています。全国規模の陶芸展、「針金の生き物たち」展、段ボール展、沖縄の芭蕉布展など、子どもから高齢の方まで楽しめる企画を続けています。今後は文化祭に合わせた書道展のほか、秋には「柏倉清助展」を予定しています。 市民活動の支援 エントランスでは合唱や染色など、市民グループの活動を支えています。スタッフ19名に加えて、ボランティアのサポーターズクラブが運営を支えています。今年度はティーンズ(高校生以下)25名、一般58名が登録しています。 今後に向けて 施設最大のイベント「ウィンターフェスティバル」は、毎年内容を充実させて開いています。毎年11月6日の開館記念日には、市民の方から「家族3代で通っている」といった温かい声が多く寄せられているそうです。東根市は県内でも人口減少が少なく、子育て世代の流入が続く地域です。子育て世代に向けてはブックスタートやおはなし会、高齢の方に向けては本の宅配サービスや大活字本などで、市民に愛される施設を目指していきます。2024年に来館者200万人を達成し、来年度には300万人に届く見込みとのことでした。